
1: 夜行列車 ★ 2020/02/10(月) 20:32:23.03 ID:MmRAtCwW9
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/582337/
過度な飲酒の習慣などがないのに、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝が増えている。
日本国内に1千万~2千万人の潜在患者がいるとも推定される。
久留米大病院(福岡県久留米市)などは「運動不足が要因の一つ」として、
脂肪肝を改善するための「肝炎体操」を開発、実践を呼び掛けている。
脂肪肝は進行すると、炎症が起こって肝臓が硬くなり、肝臓がんにつながるリスクもある。
過度な飲酒や過食、生活習慣の乱れなどが原因とされている。
近年、飲酒の影響がない非アルコール性脂肪肝の増加が注目されるようになった。
久留米大病院消化器病センターの川口巧講師らが2017年5月から19年6月までの約2年間、佐賀県でエタノール摂取量が1日60グラム未満で
慢性肝疾患もない健康診断受診者1361人のデータを分析したところ、45~64歳は55・4%、65~74歳は50・7%が脂肪肝だった。
川口講師によると、肥満や糖尿病、高血圧などとの関連がみられるが、肥満ではないのに脂肪肝の人も目立つという。
「デスクワークの増加などで運動不足が大きく影響していると考えられる」と話す。
脂肪肝に自覚症状はない。
ただ、放っておくと、年4~8%が慢性肝炎に、さらに約1%が肝硬変に、このうち0・2%程度が肝臓がんに進んでしまう。
大腸がんや乳がんにつながるリスクも指摘されている。
肝臓の硬さを判別するデータとして「FIB-4 index(フィブフォー インデックス)」が広く用いられている。
健康診断で肝機能を表す数値(AST、ALT)、血小板の数値、年齢から計算できる(計算方法は日本肝臓学会のホームページ)。
2以上は注意が必要で、2・67以上で肝臓が硬くなっている可能性がある。
こうした脂肪肝の改善には、運動療法など生活習慣の見直しが効果的だ。
福岡県久留米市の自営業、久保田優子さん(64)は血液疾患で入院したのを機に脂肪肝が判明、川口講師が担当する脂肪肝外来を受診した。
16年2月の初診時の検査では、推定脂肪量は67%以上の「重度の脂肪肝」、肝臓の硬さも最も悪い「肝硬変疑い」。
飲酒、喫煙の習慣はなく、典型的な非アルコール性脂肪肝だった。
服薬はせず、久留米大の臨床試験に参加して筋肉を鍛え、週2回は自宅近くのトレーニングセンターで自転車をこぐなど運動を心掛けた。
今も経営するパン屋の仕事や孫の世話などでこまめに体を動かす。
体重はピーク時から7キロ減。
肝臓のデータは最も良い時で、脂肪量5%以下の「正常範囲内」、硬さも「軽度慢性肝炎疑い」まで改善した。
18年8月、川口講師は肝炎情報センター(千葉県)の提案で、久留米大病院整形外科の橋田竜騎(りゅうき)助教と共に「肝炎体操」を考案した。
脂肪肝と運動に関する世界各国の論文に基づき、背中、お尻、脚の筋肉を鍛えると効果が高いと解析。
10分程度で効率的に鍛えられるスクワットや爪先立ち、おじぎ、タオルを使った運動の4種類と、
ウオーミングアップの足踏み、ふくらはぎのストレッチを提唱している(詳細は肝炎情報センターホームページ)。
川口講師は、脂肪肝外来の患者約100人に実践を勧め、半数以上は続けているという。
今後、改善効果を検証していく。
「早期に脂肪肝を発見し、運動するなど早めに生活習慣を見直せば大きく改善する」と指摘。
「アルコールの影響がない脂肪肝でもがんを発症しやすくなる。
リスクがある人はできる回数で構わないので、毎日肝炎体操を続けるなど、体を動かしてほしい」と話している。
過度な飲酒の習慣などがないのに、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝が増えている。
日本国内に1千万~2千万人の潜在患者がいるとも推定される。
久留米大病院(福岡県久留米市)などは「運動不足が要因の一つ」として、
脂肪肝を改善するための「肝炎体操」を開発、実践を呼び掛けている。
脂肪肝は進行すると、炎症が起こって肝臓が硬くなり、肝臓がんにつながるリスクもある。
過度な飲酒や過食、生活習慣の乱れなどが原因とされている。
近年、飲酒の影響がない非アルコール性脂肪肝の増加が注目されるようになった。
久留米大病院消化器病センターの川口巧講師らが2017年5月から19年6月までの約2年間、佐賀県でエタノール摂取量が1日60グラム未満で
慢性肝疾患もない健康診断受診者1361人のデータを分析したところ、45~64歳は55・4%、65~74歳は50・7%が脂肪肝だった。
川口講師によると、肥満や糖尿病、高血圧などとの関連がみられるが、肥満ではないのに脂肪肝の人も目立つという。
「デスクワークの増加などで運動不足が大きく影響していると考えられる」と話す。
脂肪肝に自覚症状はない。
ただ、放っておくと、年4~8%が慢性肝炎に、さらに約1%が肝硬変に、このうち0・2%程度が肝臓がんに進んでしまう。
大腸がんや乳がんにつながるリスクも指摘されている。
肝臓の硬さを判別するデータとして「FIB-4 index(フィブフォー インデックス)」が広く用いられている。
健康診断で肝機能を表す数値(AST、ALT)、血小板の数値、年齢から計算できる(計算方法は日本肝臓学会のホームページ)。
2以上は注意が必要で、2・67以上で肝臓が硬くなっている可能性がある。
こうした脂肪肝の改善には、運動療法など生活習慣の見直しが効果的だ。
福岡県久留米市の自営業、久保田優子さん(64)は血液疾患で入院したのを機に脂肪肝が判明、川口講師が担当する脂肪肝外来を受診した。
16年2月の初診時の検査では、推定脂肪量は67%以上の「重度の脂肪肝」、肝臓の硬さも最も悪い「肝硬変疑い」。
飲酒、喫煙の習慣はなく、典型的な非アルコール性脂肪肝だった。
服薬はせず、久留米大の臨床試験に参加して筋肉を鍛え、週2回は自宅近くのトレーニングセンターで自転車をこぐなど運動を心掛けた。
今も経営するパン屋の仕事や孫の世話などでこまめに体を動かす。
体重はピーク時から7キロ減。
肝臓のデータは最も良い時で、脂肪量5%以下の「正常範囲内」、硬さも「軽度慢性肝炎疑い」まで改善した。
18年8月、川口講師は肝炎情報センター(千葉県)の提案で、久留米大病院整形外科の橋田竜騎(りゅうき)助教と共に「肝炎体操」を考案した。
脂肪肝と運動に関する世界各国の論文に基づき、背中、お尻、脚の筋肉を鍛えると効果が高いと解析。
10分程度で効率的に鍛えられるスクワットや爪先立ち、おじぎ、タオルを使った運動の4種類と、
ウオーミングアップの足踏み、ふくらはぎのストレッチを提唱している(詳細は肝炎情報センターホームページ)。
川口講師は、脂肪肝外来の患者約100人に実践を勧め、半数以上は続けているという。
今後、改善効果を検証していく。
「早期に脂肪肝を発見し、運動するなど早めに生活習慣を見直せば大きく改善する」と指摘。
「アルコールの影響がない脂肪肝でもがんを発症しやすくなる。
リスクがある人はできる回数で構わないので、毎日肝炎体操を続けるなど、体を動かしてほしい」と話している。
【飲酒しないのに脂肪肝の人が増加中 がんのリスクも…】の続きを読む